スコアメーカー

コンピュータミュージック

カワイホームページ

意美音

2007年11月29日

わかりやすくなった認識画面

なんでも屋です。
今週もスコメFX2の新機能を紹介します。

スコメの最大の特長は、なんといっても楽譜認識機能
今回のバージョンアップで、パートごとに色分け表示されて大変わかりやすくなったとご好評いただいている、認識画面から紹介します。

みなさんは、FX2シリーズから新たに追加された
「パート構成ウィンドウ」はご存知ですか?

画像認識モードで楽譜をスキャンすると、認識パネル、画像リスト、段落設定ウィンドウ、パート構成ウィンドウが、それぞれ表示されます。
パート構成ウィンドウは、スキャンされた楽譜全体のパート構成を、スコメがどのように検出しているかを表示するためのウィンドウです。

例えば、サンプル画像の『冬景色』を画像リストに登録してみましょう。



※画像をクリックすると拡大表示します

本来、歌のパートと伴奏のピアノパートの2つのパートによって構成されている楽譜なのですが、楽譜画像の状態があまり良くないため、1ページ3段落目の大譜表が、単独譜表2パートとして検出されています。
このまま認識実行してしまうと、合計4パートとなり、1ページ3段落目はピアノのパートがない状態になってしまい、認識後の編集が厄介なことになりかねません。

この操作をおこなうかおこなわないかの差は大きいですよ。
段落設定が正しくできておらず、認識後の修正や編集が終盤にさしかかったころに、段落設定の誤りに気付き、結果、修正に大きな手間がかかってしまう、というケースが意外と多いんです。

そんなことにならないように、まずは、パート構成ウィンドウを確認しましょう。
上記のように、大譜表が単独譜表2つとして検出されていることが確認できたら、段落設定ウィンドウの該当する箇所を、単独譜表から大譜表に変更します。
たったこれだけの操作が、認識後の明暗を分けます(ちょっとオオゲサですね)。

『冬景色』の段落設定についてはリファレンスマニュアルの72ページにも記載していますので、ご覧くださいね。

ご意見お待ちしております
Posted by スコメスタイルスタッフ at 16:00 │FX2の新機能