スコアメーカー

コンピュータミュージック

カワイホームページ

意美音

2020年04月16日

トライアングルのオープン・ミュート

たたくスタッフです。

幼いころからなじみの深いトライアングルですが、実は意外と奥が深かったりしますface06
例えば、トライアングルを持つ左手で鳴り方をコントロールするオープン・ミュート奏法。
楽譜では、○(オープン)、+(クローズ)の記号で表現されることが多いようです。
トライアングルのオープン・ミュート
プラチナム(スコメ10以前はPro)ではこの記譜に対応できますョicon01
まずはリズム譜のパートを作成して、プロパティで線上の音色を「081 ミュート トライアングル」に設定します。
トライアングルのオープン・ミュート

次に、演奏記号コントロールバーで「追加」ボタンをクリックして、新しい演奏記号を作成します。
トライアングルのオープン・ミュート

「表示」を下の図のように設定します。
トライアングルのオープン・ミュート
一番上のテキストボックスには半角小文字のo(オー)を入力してくださいね。
フォントは「記譜フォント」、大きさは「40T」で線は「なし」です。

「演奏方法」は下の図のように設定します。
トライアングルのオープン・ミュート
対象は「音符」、演奏方法の種類は「音の高さ(加算量)」、ノートナンバー加算量は「1」です。
「OK」を押してできた記号を音符に貼り付けてみましょうicon12

演奏すると、オープンマークを貼った音符がちゃんとオープン奏法で演奏されますねicon22
(明示的にクローズを表記したい場合は、アーティキュレーションの「クローズ」を入力してください)

どうしてオープン奏法が実現できたかというと、リズム譜の音色を設定した時にヒントが隠されていました。
トライアングルのオープン・ミュート
この時のリストを見ると、「081 ミュート トライアングル」のすぐ下に「082 オープン トライアングル」がありますね。081、082はMIDIのノートナンバー(音の高さ)を表しています。
そして、先ほど演奏記号で作成したオープン記号は、音の高さを1加算する記号でしたface08
つまり、通常はノートナンバー081のミュートトライアングルで鳴っているころに、オープン記号を貼ることでノートナンバーが082になって、オープントライアングルで鳴るというわけなんデスicon22

音色リストをよく見てみると、「ミュート/オープン クイーカ」、「ショート/ロング ギロ」、「ハイ/ロー アゴーゴ」など、ノートナンバーが1違いの音色がたくさんあるので、今回作った「オープン」演奏記号がいろいろ応用できそうですョface02

ご意見お待ちしております
Posted by スコメスタイルスタッフ at 10:00 │プラチナム(Pro)のススメ