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2007年05月02日

演奏パネルの使い方(2)

GW真っ只中、いかがお過ごしでしょうか。
(お仕事している方、スミマセンicon10)
なんでも屋です。

先週に引き続き、演奏パネルについて。
今回は使い方というよりウンチクに近いものですが(^^;
「テンポスライダー」についてです。

通常、楽譜には、
速度標語やメトロノーム記号などの速度を表す記号があり、スコアメーカーでも演奏の際にはそれらの記号が反映されます。
もし楽譜上に速度に関わる記号がなかった場合は、「楽譜の設定」で設定された値が反映されます。

演奏パネルにあるテンポスライダーは、楽譜上の速度表記や楽譜の設定の数値を、相対的に変化させるもので、スライダーの位置が中央であれば、楽譜上に貼り付けられた速度に関わる記号の速さや「楽譜の設定」の値がそのまま演奏に反映され、左右に動かすことで設定された値に応じて速くしたり遅くしたりすることができます。

テンポの数値は演奏を開始しないと表示されませんが、テンポの数値の右側にあるピンのマークのボタンをONにすると、楽譜上の速度記号や「楽譜の設定」の値に関わりなく、現在のパネル上で指定されている速度を保って演奏されます。



演奏パネルで行う演奏のための操作は、あくまで一時的に演奏に反映させるためのものです。
データそのものの情報が書き換わってしまう訳ではないため、次回にそのデータを開いた際にテンポを反映させたいということであれば、楽譜上に速度関係の記号を貼り付けるか、「楽譜の設定」で数値を指定するようにしてくださいね。

でも、データに影響がないということを逆手にとって、例えば、楽譜としては強弱や速度の記号を駆使して表現力豊かなものを作っておいて、その楽譜を特定のテンポで演奏させることで練習に使う、という1つの楽譜で2度美味しい、便利な使い方ができるのです。

う~ん、連休中にずいぶんとカタい話になってしまった。
残りのお休み、有意義にお過ごしください。

ご意見お待ちしております
Posted by スコメスタイルスタッフ at 10:53 │Tips集