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2007年05月28日

認識率アップ大作戦(2)

歌うスタッフが「うた屋」に改名ということですが、私の場合、「吹き矢」・・・じゃなくて「吹き屋」だと別ものを連想してしまうのでface07今のままで行きます。

さて、「吹くスタッフ」がお送りする、認識率アップ大作戦の第2弾です。
今回はスキャナの設定について。

スキャナの性能も日進月歩。最近のスキャナはただ画像を取り込むだけでなく、取り込む原稿の種類に対応した画像処理も行うようになっているようです。

各社最新のスキャナは少し傾向が違っているようですが、数年前の機種では、写真をよりきれいに取り込むために、画像をくっきりさせる画像処理機能が搭載されている場合があったようです。

スキャナの使い道としては、写真を取り込む場合がやはり多いですので、このような画像処理が購入時にオンになっている可能性が高いのですが、楽譜をスキャンする場合にはこのような画像処理が認識率に悪影響を及ぼす場合があります。


つまり、 楽譜のかすれなどがくっきりはっきり してしまうのです。


楽譜を認識する場合、線がかすれていたり、穴がないはずの場所に穴があったりするとやはり認識率は落ちてしまいます。

このような画像をくっきりさせる画像処理がオンになっている場合は試しにこれをオフにしてみてください。

スキャナによって名称は異なりますが、「輪郭強調」や「アンシャープマスク」といった名前の機能です。
また、こういった機能のオンオフは、スキャナ購入時の初期状態からモードを変更する必要がある場合が多いです。
「拡張モード」や「プロフェッショナルモード」などを選んでみてください。

そうそう、画像の種類やスキャンの解像度(画像の大きさ)がスキャナ任せになって、楽譜認識に最適な画像がスキャンできない場合もありますので、これを設定するためにもモードを変更していただく方が良いでしょう。

画像処理の名称や種類、そのオンオフの方法やモード変更の方法はスキャナのメーカーや型番によって異なりますので、各スキャナの取り扱い説明書などをご参照ください。
(もちろん、これらの対策が、必ずしも認識率の向上をお約束するものではありません。)

なお、スコメにも「ノイズ除去」という画像処理機能が搭載されています。
これは画像をぼかす処理になります。
今日お話したスキャナの画像処理とはちょうど逆の処理なんですね。

それではまた。

ご意見お待ちしております
Posted by スコメスタイルスタッフ at 16:05 │認識率アップ大作戦